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今月のまさやんのFC会報。
穂刈氏のコラムを読んで、なんとも言えない気持ちになった。

「ア・リ・ガ・ト」という曲についての、穂刈氏の見解である。


たぶん、そう思った人は大勢いるんじゃないかと思う。
私もあの曲の歌詞を聴いたとき、
まさやんは「オモチャ」からの目線で書いた曲だと言ってはいたけど、
やっぱりハッとしたのだ。


今年の4月4日、私は別の場所でこんな日記を書いた。




~・~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・




「ア・リ・ガ・ト」を聴いていて、
なんだか急に淋しくなった。


まさやんが私に歌ってるような気がして。 



 最後までとはいかなかったけど
 
 いつか君が僕を忘れてしまっても

  たいした事じゃないあいあい



私は最後までまさやんの音楽と一緒に暮らしたいんだけど!
最後の最後、息を引き取る瞬間にもまさやんの声とギターの音色に包まれていたんだけど!


 いつかまたね本当にありがとう


こんなことまさやんに言われたら・・・・
悲しくて悲しくて泣いてしまいます


20年後の朝も昼も夜も、ずっとずっとまさやんの音楽と一緒にいたい。

こんな歌を唄われるとさ、
まさやんがいつか本当にふいっとどこかへ行ってしまいそうで、
すごく怖くなってしまうよ><。



すごく大切なものとか、大切な人とか、
そんな存在が出来ると、大きな幸せを手に入れられるけど、
同時にそれを失う怖さもくっ付いてくる。


桜も咲き始めた陽気な春の日に、
こんな哀しいことを考えて涙まで流してしまう私はちょっと病気かもしれない。


そう、病気なのだ。
悩ましいほどの重い病気。

その特効薬はあの音楽しかないし、効き目も抜群なんだけど、
いかんせん副作用が強過ぎるのね。
依存性があって非常にやっかい。


春は特に不安定な季節だぁね。
わけもなく不安になるし、ちょっとしたひと言に一喜一憂してしまう。


不安を少しでも鎮めるために、また今夜もあの声で眠りにつこう。





~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~~・~・~・~・



「オモチャ」からの目線。

表面上はそうなんであろう。

だけど、その奥に隠されたまさやんの本当の想いは、
わたし、自分の見当違いだという気はどうしてもしないのである。


ある日ラジオでまさやんがこう話すのを聞いて、確信した。


 もしアルバムが出来上がらなかったら、俺 「ア・リ・ガ・ト」 だけ置いて田舎帰ろうと思った


もちろんこれはジョークとして話された言葉だったし、
いつものように ガハハハッ と笑いながら話してはいたけど、

でも、こういう言葉がふっと口をついて出てくるということは、
まさやんの心の中でこの曲はやっぱりそういう意味合いを持っているんだと思った。

そして、ツアーのセトリでこの曲をアンコールの最後に持ってきたまさやんに、
私は実はものすごく怯えていた。
どうしてまさやんは最後にこの曲を持って来たんだろう・・・


こんなに悲しい詩なのに、これがただそのままオモチャの歌だとは思えない。

まさやんの心の底にある、言いたくても言えない想いが、
オモチャに投影される形であらわれた曲なのではないか。

自分の代わりにオモチャに語らせたのではないのだろうか。



ここ数日、この曲のことばかり考えていた。
穂刈氏はどうして会報なんていう公の場所であんなことを語ったのだろう。
あれを読んだまさやんは一体どう感じただろう。
穂刈氏にとってまさやんの音楽は本当にそのような存在だったのだろうか。


こういう思いは本当は表に出してはならない感情なのだろうと思う。
それはきっとタブーなのだ。
だからまさやんはああいう形であの曲を出すことにしたんじゃないかと思う。

聴き手である私たちがたとえその本当の意味に気付いたとしても、それには触れてはいけない。
自分の心の中で受け取って、人目に触れさせず、
両手でそっと大事に包み込んで隠しておくべきものなのだ。
まさやんが 「これはオモチャの目線の歌です」と語った、その真意を知ったなら。


だから、どうして穂刈氏が今あんな形であの話を書いたのかが不思議だ。
書かれている内容もさることながら、昔からまさやんの一番身近にいた人物からあんな話を聞くなんて、
私にとってはかなりショッキングなことであった。


「冷たい世界」を思い出すね。
あの歌詞をはじめて聞いたときも、とても複雑な気持ちになったものだ。
まぁ、大橋くんは隠しもボカシもせずにストレートに書いていたけどね。
だから聴き手側もそのままストレートに受け取れた。


私の考えが本当に思い違いでなかったなら、
まさやんのこの表現の仕方は切な過ぎます。


 That is why I'm shedding secret tears...


人知れず涙を落とす・・・
そんなまさやんが見えるような気がして、もう私はどうしようもなくなってしまう。
 

ふぅ・・・

まさやんに関しては、どうしていつもこんなに感傷的になってしまうのか。
ただ“好き”ってだけのせいじゃないような気がする。


なんだかわかる気がするんだな。
人気というのは実態がない。
まったく確かなものでないし、永遠を約束されたものでもない。
人の気持ちなんて本当に気まぐれで、勝手なものなのだ。
こういったものに左右される職業というのは、周りが思う以上に虚しいものなのかもしれない。

それでもやっぱりその世界で生きていくしかなくて。
どこかで割り切って、どこかで自分を説得して、
そんな道中を進むうち、いつのまにか本音を語ることも、心の底から笑うことも、
人は忘れていってしまうのかもしれないね。

昔むかしのまさやんが、あんなにキラキラして眩しいのは、
まだ両手にあふれんばかりの希望を持っていたからなのかも。


だけど、ここんとこのまさやんは、そういったところをくぐり抜けてきたんじゃないだろうか。
「僕のやるせなさを感じて欲しい」といって出した「IN MY HOUSE」。
全部の曲に僕なりのブルースが表現されている、と言った。
初期の頃を彷彿とさせる自由な楽曲に、なにかを突き抜けたような気持ちの良さを感じた。

だから、「ア・リ・ガ・ト」を曲にしてこの世に出したことで、
きっとまさやんはそれを自分の中で昇華できたのではないかと思うのだ。
未だ悶々とした渦の中では、きっとその感情を曲にすることは出来ないと思うからだ。

まさやん自身も、恋愛にしろ何にしろ、渦中にあるときは曲に書けない、と言っていたことがある。
曲にするのは過ぎたことだ、と。



悲しみも苦悩もやるせなさも、
それがしんどければしんどいほど、悲しいかな、いい曲になるんだよね。

まさやんの曲はすべてまさやん自身。

どの曲もまさやんだから。

まさやんの曲を聴くときは、まさやんの心に触れるときです。

だから私は、まさやんの曲だけでなく、まさやん自身もいとおしく思わずにはいられないのです。




まさやんにとって「音楽とは何?」

その質問にまさやんはこう答えていた。


 趣味、仕事、生活、すべてやね。



ああ・・・ 私は本当に、音楽に身を捧げたこの人が好きでたまりません。





「ア・リ・ガ・ト」の歌詞はコチラ → 


  
 




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無題
今回の穂苅氏の文章、まさ友さん達の間でも物議を醸していまして。
「うーーーん」と考えてしまう人、「そんなことない!私はまさやんにずっとついて行くの!」と言う人、いろいろです。
実は私も大橋君の「冷たい世界」を思い出しまして。
人の心ってわかんないですもんね・・・。私も、中学高校と、いろんな人の曲を聴いてはレコードを買い、ライブに行き、絶対一生ついて行く!!状態だったのですが、
特にきっかけもなく遠ざかってしまったり、他に気になるアーチストが出てきた途端、あっさり乗り換えてしまったり。
結構移り気なんです・・・。
今はまさやん、スキマ、秦クンなどに夢中ですけど、このままこの状態が続くんだろうかと思うこともしばしば。
だけど彼らは本物だし、昔夢中になった人達とは違って、きっと飽きたりすることはないだろうと思うんです。
ここまでのめり込んでるし(^^;)
まぁいろいろ考えさせられましたけどね・・・。
人の心って難しいわ(^^;)

アッカ 2009/08/07(Fri)08:56:14 edit
アッカさんへ
コメントありがとうございます!
ね~、なんだか複雑な気持ちになりましたよね。
でも、本心はまさやんにしか分からないし、
周りがあれこれ勘ぐったところでしょうがないですしね^^;
わかってはいても気になるのがファンというもので・・・

でも私も、昔ミーハーな気持ちできゃーきゃー言ってた頃と今は違う!と思うんですよね。
音楽がよければきっとライブにも行き続けると思うし、
例えばゴスに関してはもう執着心はほとんど無いのに、
ツアーをやれば欠かさず行くし、彼らに会えばやっぱり幸せな気持ちになれるし、
きっとまさやんに対しても同じような気持ちを持ち続けていかれると思うんですよね。
音楽はもちろんですが、人物のことも、ただの恋心とは違うんですよね~まさやんは。
こういう目線でファンになるのってはじめてかも。。
【2009/08/10 21:08】
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